名探偵コナンはコミックス100巻以上・アニメ放送1000回以上突破している大人気推理漫画ですが、コミックス102巻と103巻に謎の二人の老人が登場してます。
現在、羽田浩司殺人事件の全貌が明かされておりますが、そんな中登場したこの2名の老人の正体について、「烏丸蓮耶では?」「羽田康晴では?」と様々な考察がされています。
今回は名探偵コナンに登場する3名の謎の老人の正体について考察し、情報をまとめていきます。
人工呼吸器をつけた老人
人工呼吸器をつけた老人の初登場・登場回はいつ?
コナン・黒田兵衛・伊織無我が会話しているところを車で通りすぎるシーンで初登場します。
秘書のような人物が車を運転中、外にパトカーがいることに気づき「何かあったのでしょうか?」と話しかけると、老人は警察に対し「愚鈍な輩が群れておるだけよ…」と呟きました。
\名探偵コナン102巻の試し読みはコチラ/
2回目の登場は103巻のホテル連続爆破事件にて、ホテルから脱出しようとしたメアリーを見て「まるで夢を見ているようだ」と呟いており、メアリーのことを知っているような口ぶりをしていました。
\名探偵コナン103巻の試し読みはコチラ/
正体についての情報と考察
呼吸器をつけた老人は2回ほどしか原作に登場しておらず、あまり情報のないキャラクターですが、シルエットからわかる見た目の特徴や口ぶりから下記の人物である可能性を考察します。
・羽田康晴
・烏丸蓮耶
考察1.羽田康晴
まず老人の見た目の特徴としては70歳以上だと考えるのが妥当だと思いますが、羽田康晴の容姿や年齢は現在のところ公式に明かされていないため、容姿や年齢に触れず考察してみます。
1.警察に対してのセリフ
老人が警察に対して呟いた「愚鈍な輩が群れておるだけよ…」というセリフに着目すると、老人は警察に対し信用していない・警察が嫌いという口ぶりをしています。
17年前の「羽田浩司殺人事件」で、羽田康晴は「日本の警察や現地の警察は当てにならない」という理由で友人の赤井務武に対し、事件の調査を依頼しています。
もしこの老人が羽田康晴だと仮定するなら、警察を見たときにつぶやいたこのセリフは、いまだに警察を信用していないからであると考えられます。
2.メアリーを見た時の反応
この老人が羽田康晴と仮定した場合、羽田家に養子として受け入れた羽田秀吉の母親としてメアリーと会ったことがあるか、友人の赤井務武から赤井家の家族写真などを見せてもらい、メアリーの顔を見たことがある可能性が高いです。
そのため、2回目の登場でメアリーを見てつぶやいた「まるで夢を見ているようだ」という言葉も、過去に何かしらの接点があってメアリーを見たことがあるのであれば、知り合いが子供のような姿になっていて驚いたためと考えることができます。
3.老人の服装
この老人の服装は和服のようにも見えます。
和服については考察としてあまり強い根拠にはなりませんが、和服を着ているといえばやはり将棋棋士でしょうか。
羽田秀吉もよく和服姿で登場しておりますので、息子や養子が将棋棋士であれば父の康晴も将棋をやっていた可能性は容易に考えられます。
考察2.烏丸蓮耶
烏丸蓮耶は半世紀前に亡くなったとされる大富豪で、現在生きていれば140歳以上となります。
正直なところ、140歳で生きている場合の容姿は全く想像がつかないのですが、過去のエピソードに登場した烏丸のシルエットは、体格がふくよかで髪が長めの老人というイメージです。
後程紹介する2人目の老人はこの老人に比べて細身の体系なので、容姿だけで想像するとこの老人のほうが烏丸のイメージに近いかなと感じます。
1.警察に対してのセリフ
羽田康晴だと仮定した場合は警察に対して恨みを持っているという点が根拠として挙げられますが、烏丸だと仮定した場合のこのセリフは、単純に「組織のボスとして警察を敵対している」ということが考えられます。
黒の組織の存在は表沙汰にはなっていないですが、世界各国の警察機関が組織にスパイを潜入させているほどの国際的な犯罪組織なので、組織の規模はおそらくかなり大きいと思います。
証拠を残さない完全犯罪ができるほどの実力を持っている人たちが集まっている黒の組織なので、その組織をまとめている烏丸にとって警察は敵ではないと言っているような言葉にも見えます。
2.メアリーを見た時の反応
この老人が烏丸だと仮定した場合、メアリーを見たときにつぶやいた「まるで夢を見ているようだ」というセリフは、APTX4869を服用した人物の実験結果を見たからだと考えます。
もし何かの過程でメアリーの存在を知り、彼女がAPTX4869で幼児化したことを知った(例:ベルモットからの報告など)のであれば、APTX4869を服用した被験者の経過を見て、自分の目標である若返りや不老不死が成功しているのかを確認したかった、ということが考えられます。
また、この時ホテルの火災報知機を鳴らしてホテルから出るような行動を促したのは、運転手に指示をした老人本人です。
もし老人の正体が烏丸で、メアリーを炙り出すために火災報知機を鳴らすよう指示したのであれば、この強引なやり方についても納得できます。
ただ、組織の目的が不老不死であることについては青山先生から否定されており、もし若返りも目的ではないとなった場合もこの仮説は否定されてしまいます。
3.老人の服装
過去に登場した烏丸のシルエットから見える服装はどちらかというとスーツのような洋服なので、もしこの老人が身にまとっている服が和服だった場合、烏丸かどうかという点は微妙です。
ですが前述したとおり、烏丸は現時点で既に140歳を超える老人なので、服装以外の容姿(呼吸器を装着しているなど)は年齢を踏まえると妥当だとも考えられます。
人工呼吸器の老人の正体は?
現時点で上がっている情報のまとめと考察を致しました。
今までのエピソードで登場した人物を踏まえると情報を整理しましたが、羽田康晴か烏丸蓮耶は登場回数が少なく公式の情報も今はあまり出ておりません。
個人的には、警察を嫌悪していることなどの辻褄があっている点を踏まえると、羽田康晴のほうが確率としては少し高いかなと考えております。
警察に対する態度やメアリーに対する反応なども、かなり疑問が残る点が多いので今後どのように明かされていくのかが気になりますね。
杖をついた老人
杖をついた老人の初登場・登場回はいつ?
「キッドキラー・江戸川コナン」の活躍が書かれているネット記事が表示されているスマホの画面を、杖で何度も叩き割る強面の老人の姿が描かれました。
影だけでも目つきが鋭く描かれているので、只者ではなさそうな雰囲気を漂わせています。
\名探偵コナン103巻の試し読みはコチラ/
正体についての情報と考察
1人目に紹介した呼吸器をつけた老人と違い、細身で長いひげが特徴的です。
もしかすると、コナンが出ているスマホ画面をたたき割っていることや、老人のバックに鳥が描かれていることが正体を考察するヒントになりうる可能性もありますので、これらの状況を元に下記の人物を考察していきます。
・烏丸蓮耶
・怪盗キッドの関係者
・鈴木次郎吉の関係者
考察1.烏丸蓮耶
私個人の考えとしては呼吸器の老人よりも烏丸の可能性が高いと考えました。
ただこれらの情報についてもミスリードである可能性があるので、杖を突いた老人=烏丸であるという確信的な情報はまだありません。
1.服装について
老人の服装をよく見てみると襟元と袖に白いファーのようなものがついていますが、それ以外は真っ黒に描かれています。
コナンで真っ黒といえばやはり黒の組織を連想させますね。
ジンやウォッカたちのように黒の組織のメンバーは真っ黒な服を好んで着ているため、この老人が烏丸だと仮定するならば、真っ黒な服装であることは妥当だと思います。
ですが、服装が真っ黒というだけでは烏丸だと考えるのは少し根拠が薄いかもしれないです。
2.カラスのような鳥
老人のバックにカラスのような鳥が描かれています。
烏丸蓮耶といえば彼を象徴する紋章のデザインや、烏丸のシルエットと共にカラスが描かれていますので、このバックに写っている鳥がカラスなのであれば、正体が烏丸だと考察することができます。
ですが、この鳥をよく見てみると羽に模様が描かれているのが見えます。基本的に普通のカラスは模様がなく真っ黒なので、どちらかというと鷲や鷹にも見えます。
過去のエピソードでもミスリードが多く描かれているので、このカラスのような鳥もミスリードとして描かれている可能性が考えられます。
3.コナンが写っているスマホ画面をたたき割る
この老人がスマホを杖でたたき割る様子を見ると、コナンに対しかなり恨みがあるように思えます。
ですがもし烏丸だった場合、恨みを持つ理由が今のところありません。
コナンに恨みがあるのだとすれば、コナン=工藤新一であることを知っていて、過去に何らかの事件に烏丸が関与しており、コナンの姿となった工藤新一を恨んでいる…ということも考えられますが、そのような内容は今のところ語られてはいません。
それにコナン=工藤新一だと知っているのであれば、コナンの正体を知った時点で組織の存在を知っているコナンのことを生かしている訳がないと思いますので、烏丸がコナンを直接恨むような理由にも結び付かないですね。
もしくは描かれていないだけで、コナンを恨むきっかけのエピソードがあるのでしょうか…?
考察2.怪盗キッドの関係者
もう一つの考察としては黒の組織に関係する人物ではなく、怪盗キッドに恨みを持っている人物・怪盗キッドと敵対している人物であるという考察です。
事の発端としては、ネットニュースの記事の内容が怪盗キッドに関連する話題となっておりますので、コナンを恨んでいるような描写はミスリードで、キッドを恨んでいる・キッドに敵対しているということも考えられます。
怪盗キッドの目的は父・黒羽盗一の死の真相を突き止めることなので、キッドが追っているボスがこの老人という可能性も十分あり得ます。
考察3.鈴木次郎吉の関係者
3つ目の考察は、鈴木次郎吉を恨んでいる関係者であるという考察です。
コナンはキッドキラーとして次郎吉から信頼されており、今回のニュース記事も次郎吉が関与した内容であったため、コナンではなく次郎吉の活躍に何らかの恨みを持っている可能性を考えました。
ただ、現時点で老人の情報が少ないため可能性の一つとして候補に入れました。
バーボンと連絡を取る謎の老人
安室が乗っている新幹線とは別の新幹線に乗車し、電話越しに安室と会話をする杖を持った老人が登場。
安室に対し電話越しで「江戸川コナンを調べ上げろ、骨の髄までな」と話していました。
そして安室の別のスマホからは黒田兵衛からの着信。
老人とのやり取りを終えすぐさま黒田からの電話に出ると、すぐに電話に出なかったことや声が上擦っていることを怪しまれ、少々焦った顔で安室は電話に出ました。
\名探偵コナン105巻の試し読みはコチラ/
FILE.1115に登場する老人は烏丸蓮耶?
登場シーンをチェックすると、ほかの老人の登場シーンに比べて影がなく口元だけ写っていたことと、この老人が持っていた杖を踏まえると、2人目に紹介した杖を持った老人と同一人物である可能性がかなり高そうです。
杖を突いた老人とこの老人が同一人物である可能性を踏まえて考察します。
1.容姿について
杖を持った老人が初登場した際はシルエットのみでしたが、File.1115で登場した老人とそっくりであることがわかります。
また、杖を持った老人の杖の持ち手がカラス?のような鳥の顔になっており、新たに登場した老人も杖を持っています。
持ち手の部分は老人の手で隠されていますが、持ち手の先端がくちばしのデザインのように見えることから、カラスの紋章が印象深い烏丸蓮耶を連想させています。
2.コナンのことを調べ上げるよう要請している
杖を突いた老人はコナンが写っているスマホをたたき割るほどコナンのことを恨んでいるように見え、新たに登場した老人もコナンを恨んでいるかのように「骨の髄まで調べ上げろ」と安室に命令しています。
この二人の老人が同一人物であれば、何かしらの理由で江戸川コナンしくは工藤新一を恨んでいるという点は共通します。
ただ、現時点でコナンに目をつけるようになった理由については明かされておりませんので、今後どのような形でコナンに関わってくるのかが楽しみですね。
3.安室の態度
この老人との電話のやり取りで安室はかなり焦った表情を見せており、相手に対して敬語も使っていることから、明らかに安室より立場が上の人間であることがわかります。
その後の黒田との会話では「なんでもありません」とごまかしていることから、黒田には老人の存在・正体を教えていないということになります。
組織のボスである可能性も考えられますが、それであれば安室がボスと接触していることを黒田が知らないわけがありません。
もし烏丸だった場合、何か存在を隠さなければならない理由があるのでしょうか?
杖を突いた老人の正体は?
FILE.1102とFILE.1115に登場する老人は、特徴などからほぼ同一人物とみて間違いなさそうです。
シルエットや口元しか姿を現しておりませんが、組織のボスといわれてもおかしくないような顔つきなので、烏丸である可能性も高そうです。
しかし烏丸の情報がまだ少ないため、正体を確定するにはもう少し判断材料が欲しいところですね。
2人の老人の正体まとめ
今回は名探偵コナンに登場する、謎の老人の正体についての情報をまとめて考察しました。
情報をまとめると下記のようになります。
・人工呼吸器をつけた老人:羽田康晴、烏丸蓮耶
・杖を突いた老人:烏丸蓮耶、怪盗キッドか鈴木次郎吉の関係者
・FILE.1115の老人:杖を突いた老人と同一人物の可能性あり
現状ではシルエットのみしか登場しておらず正体を現してないことから、明らかに大物感があり羽田康晴や烏丸蓮耶である可能性が高いものとされていますが、まだ登場すらしていない人物の可能性もあります。
どちらにしても、名探偵コナンにおいてかなり重要な人物であることは間違いなさそうなので、今後どのような形で正体が明らかになるのかが楽しみですね。
コメント